職場環境向上についての取組

介護職員処遇改善加算・介護職員等特定処遇改善加算の算定状況

・介護職員処遇改善加算Ⅰ(介護職員の給与を上げるための介護保険における加算)を算定しており、毎月17,000円(フルタイム職員の場合の金額)の手当を支給する他、年1回の昇給を実施しています。

 

・令和元年10月より、介護職員等特定処遇改善加算Ⅰ(経験・技能がある介護職員の賃金を上げるための介護保険における加算)を算定しており、原則慈恵会勤続年数10年以上の介護職員に手当を支給する他、年1回の昇給、一時金支給を実施しています。加算創設の趣旨に則り、責任が重い役職に多めに配分しています。

【介護職員処遇改善加算・介護職員等特定処遇改善加算の算定要件「職場環境等要件について<共通>」の実施要件を兼ねた取組(平成24年4月~令和3年8月現在)】

 

・認知症についての専門的な研修「認知症介護実践リーダー研修」の修了者が3名在籍しており、2名は和光苑在職中に修了しています。リーダー研修前の「認知症介護実践者研修」は、8名の職員が修了しています。

 

・介護福祉士で勤務全時間帯対応でき、良好な成績の方であれば、正職員で登用となり、ほぼ毎年実績があります。無資格者であっても、上記の資格取得支援をいたします。

 

・平成29年度に、サーバーとVPN(Virtual Private Networkの略)を導入し、和光苑事業所内や洋野町拠点との職員間の情報共有を円滑化いたしました。

 

・平成30年度より、介護職員の介護福祉士国家試験・介護支援専門員(ケアマネジャー)実務研修受講試験・更新研修・介護福祉士初任者研修受講の費用助成をしています。

 

・平成30年度より、定期の職員面談を年1回実施し、職員の気づきを踏まえて職場環境を改善しています。

 

・平成30年度より介護職員を増員し、職員のワークライフバランスの安定とそのことに伴ってのケアの質の向上をはかっています。

 

・平成30年度より、介護老人保健施設の療法士により機能訓練やケアの仕方の指導をしてもらい、利用者のADLの低下や重度化を防止することで介護負担を軽減・腰痛対策をしています。

  

・介護職員が喀痰吸引などの医療的ケアができるようになるための「医療的ケア研修」を、和光苑23名中16名が修了しており、令和2年度はさらに4名が研修を修了する予定です。

 

・当法人で働きながら准看護師資格を取得するための支援を実施しています。

 

・夜勤に入る職員は年2回、それ以外の職員は年1回の健康診断を実施しています。

 

・障害がある職員は令和2年10月時点で法人内に5名勤務されており、勤務シフト配慮・設備の改善をしています。

【処遇改善加算関係以外の取組状況】

【平成29年4月~令和3年8月現在の状況】

 

【平成29年度】

・外部からの会計支援をうけ、事務処理体制の強化をはかり、職員の業務負担を軽減いたしました。

 

・久慈市と洋野町の拠点をネットワークで結び、財務管理ソフトを一本化することで決算書類の合算作業などの時間を大幅に短縮いたしました。

 

・広報作成作業について共有サーバ内に写真を集約することで、今までフラッシュメモリでやり取りしながら広報作成を行っていた手間が減り、業務時間短縮しました。 

 

・屋外や入口に防犯カメラを設置し、不審者対策をいたしました。

 

・職員用トイレの改修を行いました。

 

【平成30年度】

・ボイラーを新設し、従来のものより使い方が容易となり、作業負担が軽減いたしました。

 

・院外処方箋について、薬局に薬を職員が受け取りにいっておりましたが、配達対応していただける薬局に変更し、業務削減いたしました。

 

・法人の久慈市・洋野町拠点を内線通話できるようにし、情報のやり取りをしやすくしています。

 

【令和元年度】

・ゴミ捨て作業を外部委託し、今まで職員がゴミを焼却場まで運んでいた業務をなくすることができました。

 

・看護職員に「待機手当」の支給を開始しています。

 

・軽バスのリフト車を新車で購入したことで、通院介助の能率向上しています。

 

・草取り作業を一部外部委託し、職員の負担を軽減いたしました。

 

・事務職員を1名増員し、事務処理体制の向上をはかりました。

 

【令和2年度】

・正社員にのみ支給されていた手当・特別休暇を非正規職員にも適用しています。

 

・車両全台にドライブレコーダーを設置し、駐車場での当て逃げやあおり運転に対する抑制などをはかっています。

 

・職員紹介制度を導入いたしました。

 

・様々な調理を素早くできる「スチームコンベクション」を導入し、調理員の作業効率を大幅に向上させました。焼き目もつけられる高性能なものを導入いたしましたので、利用者様の食事の質は落ちておりません。

 

・厨房休憩室付近にエアコンを設置いたしました。

 

・無線テプラを導入し事務処理効率を上げました。

 

 【令和3年度】

・シルエットセンサーを導入し、利用者の見守りをしやすくすることで、夜勤時等の職員負担の軽減、事故発生の防止をはかりました。

 

・タブレット2台を介護現場に導入し、その端末で介護記録ソフトを使用できるようにしたことで、あらゆる場所で入力ができるようになった他、アプリ通話を導入し、職員を呼ぶ手間を軽減いたしました。